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ニットツウィードとノルディックセーター
皆さまこんにちは。営業の中本です。
ようやく暑さもおさまり、秋冬の新作が店頭に並び始めた頃かと思います。
本日は、2019AWコレクションの中から、アイコニックなニットアイテム〈MOHAIR NORDIC SWEATER〉をご紹介します。
COOHEMの工場がある山形は、もともとニットの産地として有名ですが、とりわけローゲージのニットを得意とする工場が多く集まっています。
元々食用の羊を飼っていたことから、太いウールの糸を原料にしていたため、ざっくりとした編目の大きいニットが主流になったそうですが、厳しい寒冷地でもある山形では、暖かみのある肉厚なニットが恋しくなるのも想像に難くないですよね。
COOHEMの定番のニットツウィードも実はローゲージならではの技術。
形状の激しいファンシーヤーンは細い編み針には通すことができず、ローゲージの機械を使い、編み込まず糸を「飛ばす」ことで、編み目から表情豊かな糸が覗くツウィードライクなテキスタイルに仕上がります。
このようなニットツウィードに代表されるファンシーヤーンを’編む’技術を、北欧の伝統的なニットに掛け合わせたのが、COOHEMのノルディックセーターです。
もともと工業用の編み機での使用に不向きなファンシーヤーン(機械の針に引っかかったり、編めずに目落ちしてしまったりなどなど…)を使用しセーターを作ること自体が、他でなかなか見られない難易度の高いモノづくり。
このファンシーヤーンを使ったノルディックセーターも、先日ご紹介したライダースジャケット同様、これまでも何度か作り続けることで進化してきたアイテムのひとつです。
_2015 AUTUMN & WINTER
_2017 AUTUMN & WINTER
_2018 AUTUMN & WINTER
ノルディックセーターというアイテム自体、COOHEMが大切にしてきたトラディショナルマインドともマッチし、背景にある、ローゲージに特化したファクトリーの強みを最大に生かせるアイテム。
だからこそ、ニットツウィード同様、多くの人に手に取っていただけるアイコニックなニットになったのだと思います。
今シーズンは2018AWシーズンに登場した、ベースにモヘアを使用したタイプをリピート。今シーズンはよりシックに深みのあるボディカラーを採用しています。
仕上げにもこだわり、毛を吹かせるミンク加工を施すことで表面に柔らかなフェード感をプラス。華やかなファンシーヤーンにモヘアの毛足がかかることで、ニュアンスのある表情を作っています。
定番のカジュアルスタイルだけでなく、敢えてドレスパンツやスカートなど綺麗めなスタイリングにも取り入れていただきたいニットアイテムです。
カラーはメンズ・レディースともに、WHITE、BLACK、BROWN、GREENの4色展開。
そしてさらに今シーズンは、COOHEM ONLINE STORE限定カラーとして、レディース向けにPURPLE、メンズ向けにSAXの2色をご用意しました。
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ぜひ、店頭やオンラインストアでチェックしてみてください。