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オシャレして出かけたくなる時

梅雨の真っ只中、不安定な天気に振り回される季節。
ジメジメとした毎日が続けば、梅雨明けが待ち遠しい限りです。

日本は四季があり、それぞれの季節に風情があります。
僕たちの会社・工場がある山形は、皆さんご存知の通り冬には雪が降り、夏はとても暑い。
「寒い冬」と「暑い夏」、メリハリのある気候です。
山形が食べ物で有名なのは、そんな気候・風土が果物や米作りに適しているのと関係しています。



山形のような雪国で生活をしていると、春の訪れだったり、夏の暑さだったり、冬が寒いだけにとても貴重で特別に感じるようになりました。

肌で感じる気温の変化だったり、気分の高揚だったり、季節の移り変わりの中で、人は新しい服を着たくなるのかなと改めて感じることがあります。

春が近づいてきた頃は、重いコートを脱ぎ捨てて、軽やかで春らしいカラーリングのスプリングコートやジャケットが着たくなる。まだ肌寒さが残っていても、コットンのローゲージニットを重ね着して寒さを凌いでみたり。

春が過ぎ、梅雨が明けて、一気に夏らしいスカッとした青空の下では、半袖のTシャツやポロシャツをクローゼットから引っ張り出して、気恥ずかしさもありながらハーフパンツを履いてみる。
ノースリーブや透かし編みなど、見た目に涼し気なアイテムでスタイリングに軽さを出したり。

長い夏が終わりに近づいた頃、シックな色合いのシャツにジャケット、ブルゾンを着て、コーディネイトを楽しむ。
残暑が厳しくても、なんとなく春夏の軽い服から色目が落ち着いてクラシックな柄が新鮮に感じる時でもあります。

そして、本格的に冬の到来を感じる木枯らしの中では、素材の温もりを感じることができるセーターやしっかりとした生地のコートで身を包みたくなる。
身を守るかのようにアウターで寒さを防ぎながらも、インナーにはあえて柄物を合わせてコントラストを考えてみる。

こうして1年というあっという間に過ぎ去る時間の中で、僕たちは4つの季節に合わせた服に袖を通し、ファッションを楽しもうとする。

そして、お気に入りの服や大切に長年着てきた服に袖を通した時、新しい服を買った時、オシャレして出かけたくなるものだ。

「オシャレして出かけたくなる時」

それは、季節を感じ、新しい服に新しい自分を感じ、小さな可能性を見出せた時なのだと思う。

もうすぐ夏がやってくる。
今年の夏は何を着ようか、あれこれ思いを巡らす日々もまた楽しい。

Director 大江

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