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TRADとジャケットが着たくなる秋のはじまり
お盆も過ぎ、8月も残すところあとわずか。
夜は少しずつ涼しくなり、残暑は続くものの、夏の終わりを感じ始める季節となりました。
都内の百貨店、セレクトショップには秋冬の商品が並び始め、少しずつ、少しずつ新しい季節を感じつつ、半袖、短パンの夏スタイリングに飽きた気持ちが秋のファッションに期待する今日この頃です。
さて、今回はニットの話でもブランドの話でもないですが、誰しも”自分の好きなテイストのファッションがある”というお話。
僕は、いわゆるTRAD(トラッド)と言われるファッションが好きで、手持ちのワードローブは基本的に全てこのTRADと言われるアイテムが多いです。
ネイビーブレザージャケット、ボタンダウンシャツ、デニム、バスクシャツ、レザーローファーetc…
それにミリタリーパンツや古着のTシャツ、NEW BARANCEやVANSのスニーカーなど”MILITALY”や”SPORT”、”WORK”といった要素をMIXすることが多いです。
現状、KNITに関しては、COOHEMは基本的にレディスのみの展開なので、自分が着るニットはnorikoikeやLETROYES、古着などを着ています。
最近、この秋にちゃんとジャケットが着たいと思い、”Hunt Blatchford”がN.Yのブルックリン近郊にあるファクトリー”Martin Greenfield”というファクトリーで作ったまさにMADE IN USAの真骨頂ともいえるネイビーブレザーを購入。
BASICな着こなしはもちろん、Tシャツにブレザーを羽織り、ウールのトラウザーズにVANSのスニーカーを合わせるなどその時々の気分で着てみたいなと。
仕事柄、ジャケットを着る機会も多くなっており、トレンディなカジュアルも楽しいですが、男のファッションの原型でもあるTRADもまた永遠に基本としてあり続けるファッションの一部ですね。
そして、毎シーズンCOOHEMの企画の際にも読み返す僕のバイブル『絵本アイビーボーイズ図鑑』。
レディスは『絵本アイビーギャル図鑑』として二つとも現在は復刻版が書店でも販売されております。
アイビーファッション全盛期の教科書的存在で、カワイイイラストで図解されており、その色使いやスタイリング、アイテムやディティールにいたるまで記されております。
自分のスタイリングのお手本でもあり、そのままの格好をするわけではありませんが、バランスが時代によって変化するなど色々とその時々のアレンジはあります。
自分のスタイリングも商品の企画もこのバイブルを目に通してから、自分なりの解釈やその時の気分を盛り込んでいきます。
COOHEMもファンシーなテキスタイルや鮮やかなカラーリングに定評がありますが、デザインはトラディショナルマインドを大切にしており、袖を通してみると意外に合わせやすかったり、手持ちのBASICアイテムと合わせやすかったりするのはベースはTRADだからかもしれません。
まだまだ酷暑が続きますが、確実に秋は近づいてきていて、そんな秋口のファッションのスタートにCoohemがあれば幸いです。。
Director 大江