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PARISでCOOHEMが得たもの

ジメジメとした梅雨の季節。

 

天気が不安定なため外出するのも億劫になりがちですが、この梅雨が明ければ夏。

今しばらくの辛抱です。

さて今回のDirector’s BLOGは、先月末に開催されたPARISの展示会「SHOWROOM.TOKYO」のレポートも交えて、2015年にTOKYO FASHION AWARDを受賞して「PARISでCOOHEMが得たもの」について。

 

COOHEMでは2013年から本格的にPARISにてコレクションを発表してきました。

PARIS SUR MODE、TRANOIと大型の合同展示会に参加し、イタリア、ドイツ、イギリス、香港、台湾、韓国などの百貨店やセレクトショップにて展開。さらなる高みを目指して応募したのが次世代を担うデザイナーブランドの海外展開を支援するTOKYO FASHION AWARDでした。

 

 

メンズブランドが中心ではあるものの様々なバックボーンを持つ受賞ブランドとともにショールーム形式でコレクションを発表するのは初めてでした。

このBLOGでも何度かご紹介しましたが、この受賞をキッカケにMEN’Sコレクションを試験的に立ち上げ、これまでのWOMEN’Sコレクションに加えてブランドの世界観を広げてきました。

 

 

早いもので2年間、計4回のショールームも今回で最後。前回の1月に引き続きマレ地区のショールームで開催。これから秋冬の商品が立ち上がるという時に、一足早く2018 SPRING&SUMMERのご紹介になりますが、会場の様子をリポート。

 

TRANOIなどの合同展示会でのブースの3倍ほどのスペースにCOOHEM MEN&WOMENを合同で見せる。多くの人が行き交う合同展示会と異なり、世界中の名だたるセレクトショップのバイヤーがアポイントを入れ、ゆっくり時間をかけて見るという雰囲気はショールーム形式ならでは。

このショールームに参加するようになって、一番意識するようになったことは、1つのラックに対しての適正な枚数とアイテム、カラーの構成でした。

 

それまでは、ニットアイテムがほとんどで強い個性の商品が中心の商品構成でしたが、よりスタイリングを提案できるように、AW、SSに限らずインナーとしてのTシャツを展開することだったり、2018SSにはシャツも登場。

 

強い単品構成の連続から打ち出したい商品を中心とする構成への変化。

よりスタイリングを打ち出すスタイルへ徐々にシフトをしていく。

まだまだ課題はあるものの、今後もさらに磨きをかけていきたいなと。

 

受賞ブランドのみ、そして日本のデザイナーブランドの中で展示会できたことは、今後のCOOHEMを考えていく上でも色々と勉強になりました。

自分たちの強み、弱みを客観視でき、雑貨も含めてトータルに展開していくことによって、MEN&WOMENで独自の世界観を見せていく。

 

今後のブランドの方向性を考えていく上で、この「PARISで得たもの」が大きなターニングポイントになっていくと思います。

 

これから本格的に各SHOPにて2017AUTUMN&WINTERが立ち上がっていきます。

 

少しずつしなやかに進化し続けるCOOHEMを店頭でご覧ください。

 

 

Director 大江

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