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米富繊維・Coohemの仕事 〜縫製(ほうせい)〜
前回に引き続き2018年度新卒採用・中途採用の募集職種をご紹介する「米富繊維・COOHEMの仕事 」、今回は商品を形作る「縫製(ほうせい)」の仕事について。
前回の「編立」に比べて、一般的に聞きなれた「縫製」は、工業用ミシンを使って洋服を縫製する仕事です。
ファッションの専門学校や高校の被服科で勉強されている方は、学校で実技の授業もあるので馴染みがあるかもしれません。
本縫いミシンやロックミシンなどは、ニットメーカー以外の縫製工場でも使用しますが、ニット専用のミシンである「リンキングミシン」は初めてご覧になる方も多いはず。
一つ一つの編目を差し込んでいく作業は、根気が要ります。
ニットの「縫製」には、パターン状に編んでリンキングで縫製する「成型」のモノづくりと、四角いガーメント状に編んで裁断、縫製していく「裁断縫製」のモノづくりの2通りがあります。
どちらのミシンも洋服のパーツ同士を縫い合わせて「洋服」の「形」にする工程です。
商品の最終的な仕上がりを左右するため、とても集中力が必要であり、表からは見えないところにも気を配ることが品質の高い商品作りに欠かせないポイントです。
米富繊維株式会社の「縫製」の特徴は、ニットジャケットやブルゾン、コートに至るまでいわゆるセーターだけではなく多種多様なアイテムを縫製してところ。
当然、ジャケットなどのアウター類の縫製には、高い技術と経験が必要であり、入社直後からスイスイ縫えるアイテムではありません。
勤続数十年の大ベテランの先輩方から技術を学び、少しずつ自分の技術を磨いている若い職人達も育ってきました。
単一アイテムを延々と縫い上げていくロット生産ではなく、様々なアイテムをライン毎に担当するライン生産は、縫製オペレーターである一人一人が、自ら裁断、縫製、完成品になるまで縫い上げるのが理想です。その達成感にやり甲斐を感じている人も多い部署です。
複数のラインを組んで、数人がチームとなり同じ品番を縫製していくシステムで生産は進んでいくので、チームとして目標枚数達成のために仕事をする場面が多いのもこの「縫製」の特徴と言えます。
COOHEMの難易度が極めて高いアウター類も、彼女たちの技術によって形作られ、日本から世界に発信されています。
唯一無二と言われるCOOHEMのニットツウィードは、アイコニックなニットテキスタイルばかりに目がいきがちになりますが、きちんと丁寧に縫製されてこそ、商品の「顔」が作られていきます。
黙々とパーツを縫い上げ、完成度の高い商品を形作っていく。
決して表からは見えない箇所の丁寧な縫製は、高いクオリティを維持するためにとても重要です。
縫い目が滑脱しないようにステッチをかけたり、伸びないように薄い芯地を貼ったり、テープを一緒に縫い込んだりとパッと見のデザインからは見えにくい、陰ながら手間暇を惜しまない丁寧な仕事。
まさに日本人らしい気配りのある仕事が、編立同様に職人技が光る部分です。
この部署は男性の管理者の下に女性のみ総勢19名のスタッフが働いています。
昔から女性が多い部署ではありすが、 男性の方のご応募も大歓迎です。
陰ながら山形から世界に向けてモノ作りを発信していく立役者とも言える彼女たちと日々、技術を磨き、品質の高いモノ作りを支えてくれる仲間を募集しております。
<縫製(ほうせい)の仕事にはこんな人が向いています>
・手先が器用な人
・ひたむきに作業に打ち込める人
・目の前で「洋服」が形作られることに面白みを感じる人
このBLOGをご覧になって興味がある方は是非、会社説明会、工場見学にいらして下さい。
中途採用に関しても同時に募集しております。
皆様のご応募お待ちしております。
Director 大江