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米富繊維・Coohemを支える人達 〜営業・渡邉編〜

Director’s BLOG「米富繊維・COOHEMを支える人達 」連載第5回目は、山形本社に勤務する営業の渡邉さんです。

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彼女は文化服装学院を卒業後、2011年に入社。

まだCoohemが立ち上がったばかりの頃に単身、山形へ引っ越してきました。

当時、雪国の慣れない生活環境に慣れるのに苦労しながらも縫製、編立、パターンとあらゆる職種を経験してきました。

現在は本社勤務のCoohem営業として、原料手配、量産進行の段取り、品質管理などデザイナーと生産の「架け橋」になってくれています。

具体的には1シーズンで50型近くある全品番の見積もり、サンプル糸管理、展示会での接客、展示会後のオーダー管理と原料手配、量産進行のための社内用資料の作成と彼女の担当する業務は多岐に渡ります。

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とても地道な作業が多く、1シーズンで100種類くらいの糸の手配、管理は容易ではありません。

技術レベルが高くハードなCOOHEMのモノづくりは、「サンプルは編むことはできたが量産糸では編めなくなった」というトラブルも多く、そんな時に彼女を含め生産スタッフと問題解決をしていきます。

一見、地味に見える彼女の仕事ですが、商品をデザインして、量産、出荷・納品に至るプロセスの中で非常に重要な役割を担っています。

様々な部署で経験を積んできた彼女だからこそ他部署や社外の仕入先、協力工場さんと連携しながら陰ながらモノづくりを支えてくれています。

サンプルアップ後はCOOHEMのフィッティングも担当。

より精度の高いモノづくりをアシスタントデザイナー・神山さんと共に進めていきます。

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また、営業業務の傍ら、雑貨のサンプリング、プロトタイプの開発も担当。

縫製でも経験を積んだ彼女は、雑貨のパターンを自ら作成、縫製、仕上げまで自らの手で新しい商品を開発しました。

PASS THE BATONなどでご覧になった方も多いと思いますが、Coohemニットツウィードのアーカイヴスをリユースしたクラッチバッグやカードケースなども彼女が手がけました。

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営業でありながら、モノづくりも自らの手で行う。

モノづくり企業だからこそのスタイルです。

「住み慣れた都会に戻りたい」と思った時期もありましたが、様々な部署で仕事を通して、少しづつ自信をつけ、壁を乗り越えてきた渡邉さん。

あきらめずに地道に努力することによって成長してきた彼女の姿に、現場の職人たちや僕自身も良い刺激を受けてきました。

色々やってみたからこそ、見えてくるものがある。

入社当初に希望していた職種とは異なる仕事でも、仕事を通して発見する新しい自分。
大切なことは「あきらめないで続ける」ということ。

彼女を通して、僕自身も再認識しました。

そんな渡邉さんは、これまで通りデザイナーと生産の「架け橋」、Coohemとお取引先であるバイヤーやお客様との「架け橋」として今後も活躍してくれることでしょう。

さて、次回はイタリア出張のレポートです。
2017AUTUMN&WINTERに向けたモノ作りがスタートします。
イタリアのファンシーヤーンメーカーを巡る旅。ここからモノ作りが始まる出発点。

皆さん、乞うご期待。

Director 大江

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