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懐かしく新しい「WITH A YOUTHFUL MIND 」COOHEM2020年春夏

ずいぶんご無沙汰してしまった、Director’s BLOG更新。
今年こそ、定期的に更新していきたいと気持ち新たに、、、

さて、今年は例年にないほどの暖冬、雪が降っていなかった山形でも1月になってようやく雪が降り始めました。。

そんな中で、そろそろ春物が立ち上がっていく今日この頃です。

COOHEMの2020年春夏は、どこか懐かしくて新しい、一着の服が呼び覚ます「あの頃」を感じる「WITH A YOUTHFUL MIND」をテーマにしました。

誰しも親の服を背伸びして着てみたり、憧れのアーティストの真似をしてみた時期があると思います。

「あの頃」、熱中して読んでいたファッション雑誌に載っていたアイテムと似ているものを探して着てみたり、今思い返すと少し気恥ずかしい感覚もあるけど、そんな思い出があるはず。

実家に帰省した際に発見した学生時代の写真、クローゼットの奥から見つけた一着の服によって思い出された「あの頃」の記憶は、今改めて見てみると新鮮に思えたりもする。

これって、懐かしいけど、今着てもいいな。

将来、そんな風に思ってもらいたいという想いでそれぞれのモノづくりを進めました。

それは、過去のコレクションで僕自身がそう思えたモノ、また昔から変わらず着ているモノ、昔着ていて、今新鮮に感じたモノをベースにしたデザイン。

メインビジュアルにあるメンズのマリンモチーフ・スプリングセーターは、実はブランド初期の頃にリリースしたテクニック。あの頃はウィメンズしか展開していなかったので自分では着ることができなかったけど、どうにか進化させたいと思っていました。

リバイバルするにあたって、より涼しげに男性でも女性でも着やすい素材感に変更、柄の大きさも修正してアイコニックな仕上がりになりました。

一見、至極ベーシックなセーターはコットンとカシミヤの別注糸いわゆる「メンカシ」。
自分の古着のスウェットを参考に、パターン、サイジング、袖と裾のリブの接ぎ合わせ、着古したスウェットのようなヨレ具合までニッティングのテクニックで再現した1枚。

いつものCOOHEMのサイズ感よりはゆったり目ですが、ハリがある素材かつしっかりと締まったリブが独特のシルエットを生み出しています。

このように、どこか懐かしくもあり、新しくもある、そんなコレクションが2020年春夏にご紹介したいCOOHEMです。

巡っては繰り返すファッションの世界で、時を超えて受け継ぎたい服が生み出すコミュニケーションを感じていただければと思います。

Director 大江

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