COOHEM

COOHEM 2026 SPRING & SUMMER
自分だけの基地
COOHEM 2026 SPRING & SUMMER
「何かを掴みたい」そんな決意を形にするための、自分だけの基地を探していた。都会の真ん中にひっそりと静かに佇ずむ街。いつかの成功を夢見て、アパートの一室を借りた。駅から基地までは徒歩15分。都会へとつながっていく幅広の道を、車が連なって走っていく。ぼんやりと広がる都会の景色をながめながら、頭の中はいつも、前に後ろに、右に左に、行ったり来たりしていた。そんな自分をまるで見守っているかのような、時には見放しているような、応援してくれているような、知らん顔しているような、そんな空気の中をただひたすら毎日歩いていた。次々と真新しいお店が建つ近頃だが、その合間からたまに現れる古くから変わらない雰囲気が、あの頃の自分を呼び起こす。失敗と成功を繰り返し、少しだけ成長した自分を、この街はどんな顔で見ているのだろうか。今もきっと、疲れた背中をそっと押してくれる温かい存在であり、また何も変わらずただそこに居てくれるそんな存在なのだろう。どんな自分も包み込んでくれたこの街の空気に、今改めて感謝している。
COOHEM 2026 SPRING & SUMMER
PHOTOBOOK

Photography_Ko Tsuchiya
Styling_Nobuko Ito
Hair & Makeup_Nori Chibana
Models_HAO (TOMORROW TOKYO) / HAILEY KARINA (Faith-United)

Art Direction & Design_Motoki Koitabashi (akaoni)
Web Design_Yuka Matsuzaki (akaoni)
Direction_Akihiko Kanke (kankeischa)
Text_Ken Oe

Special thanks to the people of this district