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ニットらしくない質感を楽しむ
皆様こんにちは。
COOHEMアシスタントデザイナーの神山です。
今回のブログでは、私が今季購入したCOOHEM 2019 AWシーズンのコレクションアイテムについて、ご紹介致します。
ポリエステル100%のみで構成されたニットツウィードジャケット。柄はプリントではなく、ツウィードの組織によって描かれたものです。
なぜポリエステルのみかと言うと、「高圧熱プレス」を施すため。
熱と圧力によって文字どおり「つぶされ」た表面は、独特の光沢感とニットとは思えないフラットな表面を持たせた特別なテキスタイルとなります。
大胆なチェック柄は、実は伝統的なグレンチェックを拡大表現したもの。
柄の間からチラチラと見えるマルチカラーの糸も密かなこだわりです。
クラシックなパターンをモダナイズさせる、COOHEMらしいテクニックです。
<商品ページ>
また、もう一つの個人オーダーアイテムはこちら。
今季初めて使用する、スポーティなネオプレン風の素材。
体の線を拾わないハリ感があり、シワになりにくいところがお気に入り。
さらにセンタープリーツにより、シャープでキチンとした印象を作っています。
プリーツの「もち」もとても良く、普段使いし易い素材です。
COOHEMシーズンテーマに合わせたサイドラインは社内で特別に編み立てたもの。3色展開のうち、私はブラウンボディにブルーを効かせたものを選びました。
サイドラインに使用した糸はベロア調のモール糸、スポーティなポリエステル、そして秋冬らしい風合いのウールのミクスチャー。
ストライプ状に編んだり、途中でボーダー柄に切り替えたりと、
既存のテープではできない横編みならではのテクニックを詰め込んでいます。
<商品ページ>
日本は最近まで残暑が続いておりましたが、9月末のフランスは日本よりも秋らしい天気。
先日のパリ出張でやっとおろすことができました。
コレクションのキーカラーである、ブラウンxブルーの組み合わせ。
ジャケットは光沢のあるポリエステル、対してパンツはマットなポリエステル。
コートのコットンやネックレスのプラスチックなど、色は同じでも異なる質感を組み合わせることで変化をつけています。
このアイテムを選んだ時に、絶対にブラウンにさし色ブルーでスタイリングしよう!と決めていました。
ブラウンのトーンオントーンなら、気負わず上品に着られるのでお勧めです。
今回ご紹介したアイテムは、COOHEMオンラインショップはもちろん、
お近くのお取り扱いのあるお店をお調べすることも可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
また、来週からの期間限定ショップ「COOHEM Arts & Craftsmanship」(東京・馬喰町)では店頭にてご覧いただけます。
期間限定ショップの詳細はこちら。
期間中はトークセッションやワークショップなどのコンテンツもご用意しております。
COOHEMの製品のお修理の相談も承りますので、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
ちなみに私はラスト二日間(10/26-27)に店頭におります。ブログを読んで下さっている皆様にお会いできれば嬉しいです!