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NEW SPRING DOWN JACKET !!
皆様、あけましておめでとうございます!
企画の豊永です。今年もどうぞよろしくお願い致します!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
暖冬の影響で、例年であれば今時期は真っ白な山形も今年は雪のないお正月を迎えました。
そんな中、本社工場の中ではつい最近までCOOHEMのPRE SPRINGの商品が生産されていました。
初春を感じる明るいカラーが現場の中に広がっていて横を通るたび、「ああ早く着たいなあ」と胸を躍らせながら過ごしていたのですが、ついに12月から1月にかけてそのPRE SPRINGコレクションがリリースされました!!
今回はその中から新アイテム”SPRING FANCY LIGHT DOWN”をご紹介します。
通常のダウンと違い、薄手の2層構造にするために表の生地は高密度でなければなりません。
なぜなら低密度であると、中の羽根が生地を貫通して出てきてしまうからです。
通常のダウンは3層または4層になっており、中のダウンを包んだダウンパックというものが入っています。生地の分量が多いだけ重たく硬くなりますよね。
それに比べライトダウンは高密度ナイロン生地の間にそのままダウンの羽根が入っていることにより非常に軽く柔らかくなります。
ちなみに、表側に使用しているナイロンは生地を2重にすることにより羽毛の透けを防いでおり、逆に裏側は生地感と軽さを出すためにあえて1枚にしています。
是非ダウンの羽毛感も一緒に感じてください。(※羽毛の特性により、色のついた毛が含まれることがございます。ご了承くださいませ。)
↑写真だと少しわかりにくいのですが、左側が表生地で、右が裏地です。表の方は透けがなく2重にすることによって発色もキレイになっています。
そもそもなぜ春先にダウン?
それはインナーダウンが当たり前になる前からずっと、メンズの世界ではジャケットスタイルの中にダウンベストを着ることは冬のスタイルとしてありました。
それがユニクロのウルトラライトダウンの発売から、ジャケットやアウターのインナーとして着る薄手のダウンが世間一派に幅広く伝わったのだと私は解釈しています。
ならば、寒い時期はインナーダウンとしても着ることができ、春になればアウターとして着れるライトダウンがあったらいいのではないか?
そんなところから企画が始まりました。
春先まで着られる軽やかなカラーリングのアウター。
インナーだけではなくきちんとアウターにしても着られる華やかなダウン。
そんなものを目指しながら作ったのです。
そしてこのダウンのデザインの特徴は、後身の表側がツイード、裏側がナイロンになっていいる点です。
また袖は薄手のニットツイードのみなので動きやすくインナーとして着たときにもごろつきません!
ですのでバックスタイルではツイードジャケットを着ているように見えるんです。
そういうちょっとした変化や遊び心を感じて楽しんで着ていただけたらいいなと。
ツイード部分の生地は、7ゲージのミドルゲージで編まれているため、生地とドッキングしても違和感なく馴染みます。
Coohemらしくかつ爽やかな色合いで、こちらにもイタリアの高級ヤーンメーカーVIMAR社の糸が使われています。
ちなみにトレンチコートの下にインナーダウンとして着るとこんな感じになります。
カラーはホワイト、イエロー、ネイビの3
着回しのきくダウンベストもございます。
ナイロンダウンとファンシーのMIX。
相反する2つを組み合わせることで生まれる、日常+α。
この+αの部分をCOOHEMは提案していきたいなと思っています。
COOHEMのお洋服には相反するキーワードが必ず無意識に共存しているような気がします。
例えば、トラッドマインドと時代性。(変わらないものと変化していくもの)
ラグジュアリーとカジュアル。
派手だけど上品。
都会的だけど古着のニュアンス。
などなど。。。
こう考えると非常に欲張りですね!
でもそれがいまの時代に生きている私たちが、
無意識のうちに“感じている「欲している」ものなのではないかなぁと感じます。
そんなことを考えながら今日も次のシーズンコレクションに向けてのサンプル作成進行中です!
それではまた。
Coohem 豊永
COOHEM ONLINE SHOP
http://coohem.jp/onlineshop/all.html