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ものづくりの現場から考えるアップサイクル
皆さんこんにちは。営業の中本です。
明日より、〈COOHEM Knit Tweed Life ARCHIVE COLLECTION〉がCOOHEM オンラインストアでも発売開始になります。
_COOHEM Knit Tweed Life ARCHIVE COLLECTION
ブランドスタート時から現在に至るまで、コレクションごとに開発してきた無数のオリジナルニットツウィード。
そのツウィードアーカイヴスを、ファブリックパネルやクッションカバー等のウェアとは全く異なったアイテムにアップサイクルしたコレクション。
既に一部店舗やPOP UPイベントなどでのお取扱いはありましたが、COOHEM オンラインストアでは初登場です。
本日はこの〈ARCHIVE COLLECTION〉が誕生したストーリーを簡単にご紹介したいと思います。
まず、〈ARCHIVE COLLECTION〉で使用するツウィードアーカイヴスとは、生産の段階で生じる「残反」を指します。
COOHEMのものづくりでは、繊細な意匠糸を使用したり複雑な編み方をするため、どうしても編んでいるうちに目落ちや糸切れなどの「編みキズ」が発生してしまいます。
こういった生産の段階でロスになった編地は、処分してしまうのが一般的ですが、COOHEMではそれらひとつひとつの状態を選別し、種類ごとに分類して社内でアーカイヴしてあります。
テキスタイルの選別・アーカイヴ作業は、デザイナーを含めCOOHEMチーム全員で行います。
時折、「ああ懐かしい~!」という声や、「これは今見ると凄い!!」など新鮮な発見が。しかしながら、1シーズンにつき30種類以上のテキスタイルを開発するため、仕分けだけでもかなり骨の折れる作業です。
普通ならば処分されるはずの「残反」をどうして人手を割いてまで仕分け・保管していくのか。
ひとつには、せっかく時間をかけて編んだテキスタイルを無駄にしたくないという考えから。
前述した通り、ツウィードテキスタイルなどCOOHEMのニットは非常に高度な編み技術を要しており、一般的なセーターの倍以上の時間をかけて編んでいます。
洋服には使えないけれど、キズをよけて裁断すれば何か別の形にアップサイクルできる。
こうしてピックアップされたテキスタイルは、COOHEMのニットと同じ縫製ラインでクッションカバーやファブリックパネルに生まれ変わります。
(特殊な縫製が必要なバブーシュは、同じ山形の老舗スリッパメーカーさんにお願いして作っていただいています。)
社内で編立から縫製まで一貫したものづくりを行っているからこそできるコレクション。ものづくりに対する思いが、捨てられるはずのテキスタイルに新たな付加価値を生み出しました。
そしてもうひとつには、COOHEMのプロダクトをタイムレスな商品としてより身近に感じてもらいたいという思いから。
目まぐるしく変わるファッションの世界において、COOHEMも例外ではありません。シーズンごとに試行錯誤を重ねながら、新たなニットテキスタイルを開発し続けてきました。一方で、その一着一着、テキスタイルのひとつひとつは流行に関係なく魅力を持ち続けるものであって欲しい。
そんな思いから、過去のマスターピースたちが、シーズンを問わず、さらには年齢や性別を超えて楽しめるライフスタイルグッズへと生まれ変わりました。
今回発売開始するのは〈FABRIC PANEL〉〈CUSHION COVER〉〈BABOUCHE〉の3アイテム。
膨大なニットツウィードアーカイヴスの中から、それぞれの商品に合うように、テキスタイルをピックアップしました。
もしかするとお持ちのニットと同じ柄のアイテムがあるかもしれません。是非、お気に入りの一点を探してみてください。
発売日:2019年6月14日(金) 18:00頃~
大変恐れ入りますが、下記の点ご留意ください。
*カートに商品を入れてあっても、在庫は確保できません。決済完了順での販売となるため、未決済の商品は在庫切れとなる場合がございます。ご了承ください。
*予約販売は承っておりません。