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サイズを変えることで変わること

 

皆様こんにちは、

COOHEMアシスタントデザイナーの神山です。

 

今回のブログでは、冬本番となる前に是非!お勧めしたいアウターウエアについてご紹介します。

HERRINGBONE TWEED

 

 

 

皆さんこの柄、ピンと来ますでしょうか???

 

実はこのツウィードの柄、メンズのスーツなどによく用いられる伝統的なヘリンボーンファブリックを表現しています。

ヘリンボーンというのは「ニシンの骨」という意味で、V字型が連なった様が魚のニシンを開いた時に見られる骨の形に似ていることからその名がつきました。

日本では杉の葉っぱに見えたのか、杉綾という呼び方もある、とても古くからある柄です。

 

今シーズンは、このヘリンボーンパターンを何百倍にも拡大しニットツウィードにしました。

 

 

クラシカルだけどグラフィカルでモダンな印象、というか拡大しすぎて、もはや前衛的。

ですが誰もが一度は目にしたことのある模様をベースにすることで、どこか懐かしく、取り入れ易い雰囲気を醸し出してくれます。

 

実はこの拡大手法は、今シーズンのコレクションでそこかしこに見られるアプローチです。

伝統的で昔ながらのものを現代的に見せ、そして新たな魅力を気づかせてくれました。

 

例えばこちらのSUPER BIG ARAN SWEATERは、アラン諸島に代表される手編みのケーブル編みセーターの代表的な編み方を、約4倍に拡大したもの。

 

 

アランセーターらしいほっこり感と、「?!」と二度見させるインパクトが共存しています。

 

 

少し話が逸れましたが、このHERRINGBONE TWEEDにおいても、クラシカルなスーツのような色味とダイナミックなV字デザインが新鮮なコントラストを生み出しています。

余談ですが、拡大にあたって元となるテキスタイルをじ〜っと見るのはなかなかない機会で楽しい作業です。

ヘリンボーンに限らず、昔からあるベーシックなものにはルールや法則があり、それを改めて分析しあえて崩して再構築していく作業。。。そんなシーンがこのコレクションは多かった気がします。

 

さてこちらのコート、形のデザインにおいては、「COOHEMのローゲージの上から羽織れるコートが欲しい!!」という我々スタッフの渇望から生まれました。

 

体がコートの中で泳ぐくらい十分なゆとりのある身頃と、肩が少し落ちるくらいのドロップショルダーデザイン。

ゆとりのある腕周りで、上記のようなアランセーターの上からも無理なく重ねられます。

 

またニットテキスタイルの内側にキュプラの裏地がついているのも重要ポイント。

肉厚のツウィードというだけで暖かさはありますが、やはりニットを重ね着するにあたり、滑りの良いアウターは使い勝手がよく快適です。

(小さなこだわりですが、裏地には織物のヘリンボーン生地を使用しています。)

 

こちらはユニセックス品番としてリリースしているので、どなたでもお好きなサイズ感をお選び頂けます。

(サイズは1〜3、ウィメンズS~メンズXL相当です。)

 

身長158cmの私がサイズ1を着るとこんな感じ。

 

 

程よくゆるいリラックス感が今の気分によく合います。

 

ちなみに、あえてサイズ3を着るとどうなるか。

着れます。

 

しっかりとしたハリと厚みのあるテキスタイルのため、完全にオーバーサイズで着ても抜け感があり、なんとなく様になりますね。

これなら先ほどご紹介したアランセーターのメンズモデルの上からでも、余裕で着れちゃいます。

 

COOHEMオンラインショップでの男性モデルは、身長175cmでサイズ3を着用しています。

 

 

セーターを作っていると、ニットウエアって元来ユニセックスアイテムなんだなぁと度々思いますが、コートもそうなるとは。。。おそらくテキスタイルの力なのだと思います。

布帛のコートのように仕立ててはいますが、セーターのように様々な体格の人を包み込む包容力のようなものがニットツウィードにもあります。

 

実はCOOHEMスタッフやお客様の中にも、ユニセックスアイテムをご夫婦やカップルでシェアする方々が急増中です。

 

 

テキスタイルもサイズ感も、拡大してみたら新たな着こなしが見つかるかも?

COOHEMオンラインストアでは、サイズや寸法のご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

それでは皆様、楽しく暖かい冬をお過ごし下さい!

 

CONTACT:https://www.coohem.jp/contact

 

 

 

 

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