_NEWS & BLOG

COOHEM MEN’Sが目指すもの

早いもので2017年も半年が過ぎました。
都内も梅雨入り、この梅雨が明けたら夏がやってきます。

この時期は、なんとかサンプルアップしてパリの展示会前で準備に忙殺される時。
COOHEMの本拠地である山形県の米富繊維・本社工場では、今月より出荷が始まる2017AWのモノづくりが日夜、続いています。このBLOGでも何度か触れていますが、WOMEN’Sに加えて待望のMEN’Sコレクションの展開が、7月よりスタートします。
今回のDirector’s BLOGは、一足早くこの秋冬に本格スタートとなるCOOHEM MEN’Sについて。


今年1月にパリのSHOWROOM.TOKYOに出展、2月に国内の展示会を開催。

ブランドをスタートして7年目となる2017AWの展示会は、これまでのWOMEN’Sのみの展示会とは異なり、MEN’S&WOMEN’S合同の展示会として、国内外多くのセレクトショップ、百貨店、専門店のバイヤー、プレスの方にご来場頂きました。


そんなCOOHEMのMEN’Sは、鮮やかなカラーリングやファンシーな生地感がある意味でWOMEN’Sらしいと思われがちな印象ですが、実はスタイリングの考え方はいたってシンプルなんです。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、COOHEMのWOMEN’SもMEN’Sもトラディショナルウェアをベースにしています。

特にセレクトショップ各社が創業から今日まで提案してきた欧米のオーセンティックなアイテムの数々、団塊の世代が洗礼を受けたVANジャケットからその子供達にあたる団塊Jrが歩んできた裏原宿ブームなど、日本のメンズファッションのベースにはいつも欧米のトラディショナルウェアがありました。

僕がWOMEN’Sでブランドをスタートした当初から、デザインリソースとして求めたのは、これらのトラディショナルウェアやビンテージの参考図書。

ファンシーな独自のニットツウィードをトラディショナルウェアの「スタイル」や「ディティール」を組み合わせて商品をデザインしてきました。

ニットツウィードのセットアップに始まり、Gジャン、MA-1、フライトジャケット、モッズコート、チェスターフィールドコートなどニットでありながら、ニットではない「THIS IS NOT SWEATER」な数々。

世の中の全てのトラディショナルウェアと言われるアイテムをニットで表現する。

ダウンジャケットからスニーカーにいたるまで、COOHEMが生みだした今日までのマスターピースとも言えるアイテムは、「ニットでこんなことができるのか?」という驚きを発信してきました。

WOMEN’Sもそうですが、フォトジェニックな見た目の印象とは裏腹に、袖を通してスタイリングしてみると、意外に?着やすいアイテムの数々。
MEN’Sも同様に、ベーシックなテーラードジャケットはウエストから裾にかけてストンと落ちる何とも着慣れたパターンでデザインされています。
ラペルの太さ、返りの位置、細部に渡るまで、ある意味で「基本形」を崩さないことを根幹に置きながら、使用されるテキスタイルはCOOHEMらしい。

そのため、これまで着ていた基本的なワードローヴのアイテムとの親和性が高く、普段ネイビーブレザーを着ている感覚でスタイリングしてもシルエットバランスはいつも通りなのです。


トラディショナルウェアというと、ストリートファッション全盛の今は、少々古臭く聞こえるかもしれません。

ただ、特にメンズファッションには、「基本」となるベースがあり、一つ一つのアイテムやデザインに「ルーツ」があります。これは、僕がこのファッションの世界に飛び込んだ頃の洋服屋の先輩方の口癖でもありました。

「基本」に忠実であり、それらの「ルーツ」を知った上で、自分なりに着崩す。

この着崩すことを楽しむためにCOOHEM MEN’Sウェアをポイントに、これまでの自身のワードローヴを合わせながらも新しい自分を発見してほしい。
その想いを込めたCOOHEM MEN’Sが10年先、20年先に新しいトラディショナルウェアとなれることを目指したい。
そんな、トラディショナルマインドを忘れない方達に是非COOHEM MEN’Sに袖を通して頂きたい。
唯一無二と言われるニットで作る世界でどこにもないツウィードやセーター。
その全てが日本の老舗ファクトリーが受け継いできた歴史、技術、それに関わる多くの人たちの丁寧で真摯なモノづくりによって生み出されているということ。
そして、僕たちがこうした日本のモノづくりカルチャーを世界に発信し、COOHEMがファクトリーブランドの進化形として新時代のトラディショナルウェアとして語り継がれることを目指しているということ。
その背景に共感して頂ける方々に、ファンになって頂ければ服屋冥利に尽きます。

 

2017AWのテーマは「WARDROBE OF LIFE」。

この世に生を受けて、学生時代、初めて社会人になった時、30代を過ぎ、仕事を引退する歳になるまで、人は人生の局面、局面で色々なテイストのファッションに挑戦したり、巡り巡って自分のスタイルを見つけ出し、洋服を着ているのだと思います。

人生のワードローヴに加えて頂きたい1着。

是非、お取り扱いはFIND A SHOPにてチェック頂き、店頭でCOOHEM MEN’Sを感じてください。

Director 大江