COOHEM

COOHEM 2025 AUTUMN & WINTER
街とセーター
COOHEM 2025 AUTUMN & WINTER
上京して初めて住んだのはこの街だった。田舎の小さな町から出て、都会での一人暮らし。期待と不安が入り混じった時期を過ごした日々が懐かしい。安くてボリュームがある中華屋は、当時の看板のままだった。立ち並ぶ飲食店のネオン、都会のど真ん中だけど、昔ながらの商店街にも見えるこの景色に安心感を覚えたのを思い出す。時が過ぎて、当時と変わってしまったところもあるけれど、懐かしさと今の匂い、都会過ぎず、田舎でもない、ちょうどいいバランス感が心地良い。知人は、自身が生まれ育った実家を改装して素敵なカフェに生まれ変わらせたという。今では、人気のお店でたくさんの人たちが集う場になっている。古着っぽいデザインだけど、素材が上質なセーターで、いつもより少しオシャレな空気をまといつつ、あてもなくのんびりと歩いてみたい。古いものと新しいもの、都会と田舎、過去と今、どちらが良いというわけでもない。昔ながらのものが、今の時代の空気をまとって素敵に生まれ変わる。街もセーターも、少しずつ混ざり合いながら、新しい時代へと繋がっていく。
COOHEM 2025 AUTUMN & WINTER
PHOTOBOOK

Photography_Ko Tsuchiya
Styling_Nobuko Ito
Hair & Makeup_Nori Chibana
Models_Sei (WEST MANAGEMENT) / YO (PUMP management)

Art Direction & Design_Motoki Koitabashi (akaoni)
Web Design_Yuka Matsuzaki (akaoni)
Direction_Akihiko Kanke (kankeischa)
Text_Ken Oe

Special thanks to the people of this district