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日本でダウンジャケットを作るということ

9月に入り、まだまだ残暑も続きそうですが、雑誌も店頭も秋冬の商品が多くなってきました。

COOHEMのONLINE SHOPでも徐々に新作が入荷しております。

今回は「日本でダウンジャケットを作るということ」というお話。

ダウンジャケットと言えば、モンクレールやドゥヴェチカが有名で、既にワードローブにお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も生まれて初めて本格的なダウンジャケットを購入したのはモンクレールでした。

その他、ファストファッションも含めてダウンジャケットというアイテムは防寒着からファッションアイテムと進化し、プライスも10,000円以下から100,000円を超えるものまで様々なブランドが提案しています。

その大部分はMADE IN CHINAであり、ダウンの生産地としての中国はモノ作りの世界では常識化しているような状況です。

あれは、ちょうど1年前に当社の本社工場のある山形県某所のダウンジャケット工場さんにお伺いした時でした。

「市場に無い、今までに無いダウンジャケットが作りたい」と工場長さんにお話をしました。

何度も何度もトライして、当社からパタンナーが先方の工場にお伺いして、打ち合わせを重ね修正を加え、COOHEMのニットツウィードダウンは完成しました。

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それまでは、先方もナイロンと伸縮性が無い生地で縫製しており、ツウィードと言えど伸縮性があり立体感のある生地など縫ったこともありません。

そう、市場に無いモノ作りとは「誰も経験したことのない」ことからスタートします。

ある程度、僕たちの要求するクオリティを実現するために、先方も試行錯誤されたと察します。。

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COOHEMは自社工場を生産背景としていますが、ニット専門のためダウンジャケットの縫製となるとこのように協力工場さんとのコラボレーションが必要となります。

誰も経験のしたことの無い分野への挑戦。

根気よく挑み続けなければなりません。

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そして、遂に完成したCOOHEMのニットツウィードダウンジャケット。

3月のPARISの展示会でも世界のバイヤーに衝撃的なインパクトを与え、日本の百貨店、セレクトショップ各社でもお取り扱い頂いております。

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ナイロンでもない、布帛でもない。

機能性を超えて、ファッションアイテムとしてのダウンジャケット。

定番のジャケットと同じように、軽く、柔らかい着心地とニット特有の温かみのあるテクスチャーは肌寒くなった頃、やさしく包み込んでくれることと思います。

今、常識化した海外生産。

ダウンジャケットは中国で作るものという固定概念をお持ちの業界の方も多いと思います。

ただ、このダウンジャケットのように誰しもが経験したことのないモノ作りを経て、完成するもの。

日本でダウンジャケットとつくるということも一つのSTANDARDなのだと思います。

それぞれの国で生産する意味はありますが、同じ言葉でコミュニケーションでき、何より一緒に新しいものを作っていこうという想いを共有できる関係を築くことができる。

Coohemが日本でダウンジャケットをつくるということは、そういうことなんです。。

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秋冬の定番として来年も違うテキスタイルで継続していきたいアイテムの一つです。

是非、店頭でご試着になってみてください。

いろんな人達の想いがダウンと一緒につまっています。

この場をおかりして、協力工場の皆様、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

Director 大江

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